こんにちは、おさると大根です。
1級施工管理技士の資格に独学で受かる方法をご紹介します。
私自身、実際に受かりました!
ここでは独学とは資格学校等で高額な授業料を支払わずに合格することを言います。
1級施工管理技術検定
現在の1級施工管理技術検定は第一次検定と第二次検定に分かれています。
第一次検定
マークシートでのテストになります。
すべての設問に答えなくてもよく、自分で自身のある設問を選択して答える形式になります。
各分野によって全問答えないといけないパターンと選べるパターンがあるので把握しておくこと。
過去問題集を解くだけで合格基準の全体の6割はクリアできます。
↑こちらのシリーズの問題集がわかりやすくておすすめ
過去問はネットに落ちていますが、第一次検定は問題集の解説付きで学ぶことをおすすめします。
効率が全然違うので…
第一次検定で一番重要な部分
近年の第一次検定では足切り問題が6問出題されています。
これは6問中4問正解しないといけないもので、全体で合格点の6割を取っていてもここで3問以下しか得点できないと不合格となりますので注意。
難しくなっている代わりに第一次検定を合格するだけで「1級施工管理技士補」になれるルールが制定されました。
過去の第二次試験の躯体と仕上げの選択形式から出題されているので対策すれば対応できます。
例年の過去問題集を解いているだけでも対応できますが、ピンポイントに勉強したほうが絶対いいですね。
第二次検定
以前は実地試験という名前だったものです。
文章を書く記述式の設問とマークシート、計算問題などの内容になります。
こちらも基本的には過去問を解いて、傾向とパターンを把握していれば十分に合格できるレベルの試験になります。情報はネットに落ちていることがほとんどです。
ただ、経験記述だけはテキストをみるかパターンをネットで調べるかをすることを勧めます。
経験記述
経験記述は全体の3割の得点がある分野になります。
その代わりここでも足切りが設けてあって経験記述の中でも6割をクリアしないといけません。
重要な設問です。
今まで施工管理してきたことを記述するのですが、ここにはパターンがあります。
また第一次検定のように好きな問題を選択できるということはできなくなっています。
物件をひとつに絞っておく
経験記述の最初には物件の詳細や概要を記述する部分があります。
そこでも不自然な項目があると減点の対象となるので予め一つに物件を絞って暗記しておきましょう。
工事名、住所、外壁使用、内装使用、工期、自分の役職等を問われます。
品質・工程・環境のパターンを予想する
経験記述のテーマは品質・工程・環境のパターンがほぼ順番でローテーションされて出題されています。
環境、工程、品質のそれぞれのテーマ関しては自分の経験記述のパターンを用意しておきましょう。
最近はローテーションが不規則になっていて品質に重きをおいている流れがあります。
また、品質と工程といったような複合タイプのテーマもあるので要注意。
また同じ工種で違うテーマに対応できるようなネタを仕込んでおくと安心です
例
基礎の工程ならベース型枠をラス型枠にして型枠解体工程の短縮
基礎の環境ならベース型枠をラス型枠にしたことで端材の発生抑制
仮設
過去問の丸暗記推奨。過去問で出た設問がいずれか出るので得点源にしてください。
躯体と仕上
躯体と仕上は記述式と選択式で順番に入れ替わっている分野になります。
令和4年度は躯体が選択式で仕上が記述式
パターンにはめて問題を解いておくことが効率的です。
また選択式は新体制になってから語群ができたのでかなり易しくなっています。
工程
バーチャート工程表とネットワーク工程表の2パターンがありますが
十中八九ネットワーク工程表で来ます。
これは年々難しく、ややこしくなっています。が得点源になります。
計算問題と国語の問題なのでじっくり時間を掛けてクリアできるようにすることをおすすめします。
文章が長いので読み落としをするとそれだけで工程が0点になるなんてこともザラにありますので注意。
法規
新体制になってから語群ができて易しくなっています。
穴埋め方式なので過去問を解いていれば得点源にできます!
まとめ
第一次検定は過去問と足切り問題は二次検定の躯体と仕上を予習
第二次検定の過去問でカバーできる範囲
仮設・躯体・仕上・工程・法規
経験記述はテキストでカバー。
令和5年度の試験合格を祈っています。
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